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エスコープ大阪の概要

エスコープ大阪は1970年、大阪のベッドタウンとして開発された堺市の泉北ニュータウンに設立されました。
当時は高度経済成長期の真っ只中。経済効率が優先され、国は農薬や化学肥料多用の近代農業を政策としてすすめ、一方で食品にまつわる問題や公害問題、物価高騰が社会問題となっていました。そんな時代背景のなかで、「自分たちの暮らしを守るために自ら動こう」と集まった主婦たちがつくった生協です。
農薬散布や見かけ優先のみかん栽培に疑問を持った生産者と出会って始まった産直第一号の「豊共園みかん」、子どもたちに安心して食べさせられる豚肉をと豚の一頭買いをはじめ、組合員がつくった加工場である子会社のウインナークラブなど、みんなの共同購入=食べるチカラで、思いをカタチにしてきました。
現在、エスコープでは約19,500人の組合員が共同購入に参加しています。2010年にエスコープ大阪は「生活クラブ連合会」に加入し、21都道府県にある33生協と生活クラブ連合会を組織し、約41万人の組合員と運動をすすめています。

 

生協は組合員が「みんなで出資」「みんなで運営」「みんなで利用」することで、自分たちの望むカタチ(食・環境・コミュニティ・エネルギー)に向かって、自分たちで事業を行っています。



「みんなで出資」
出資金は事業を行うための基本資金で、入会金や会費ではありません。物流センターや保冷箱など、事業資金として大きな資金を必要とするところも、なるべく借入せず自前の資金で運用しています。一人ひとりが出資に参加することが、安定した健全な運営につながっています。

「みんなで利用」
エスコープの消費材は組合員以外の人に売って利益を得るものではありません。組合員が利用するための消費材です。組合員が利用しなければ、生産できなくなったり、価格が高くなってしまいます。みんなが利用することで、生産と消費が安定し持続可能なものとなります。

「みんなで運営」
エスコープ大阪は6つのエリアと店舗組合員組織に分かれています。それぞれのエリアで組合員は、エスコープの「運営」に参加することができます。政策や方針を決める総代会に参加したり、理事を選出して組合員の声を反映させ、また決めたことを実行していくことができます。
【組合員活動】
それぞれの地域には、運営をまかされている「地域委員会」があり、地域組合員が実現したいことをすすめたり、「仲間を増やす」「みんなの利用」をすすめる活動を行っています。

 

消費材 生産過程がたしかなものを適正な価格で

私たちの消費材の中身は組合員にすべて公開されています。生産過程が分かることで、自ら考え、生産者と共に課題に取り組むことができます。
消費材 Step Up 点検
組合員自らが生産現場を訪問し、製造環境や製造工程を確認し生活クラブの「自主基準」への到達点をチェックする活動です。消費材をより良くするにはどうしたら良いかを、生産者と組合員がいっしょに考えます。消費材の背景を知り、生産者と課題を共有して、消費に責任をもつ活動は、生産者と信頼関係を築き、食の安心安全につながっていきます。
食の自給とりくみ(国産へのこだわり)
日本の自給率は約40%。私たちは、畜産飼料も入れると食の大半を海外に頼っています。温暖化や人口の急激な増加による食料危機が現実味を帯びる中、国内のものを食べて自給率を上げることは、未来の食を守ることつながると考えています。
滋賀の湖東地区を中心に、お米を中心とした関西の産地づくり(食糧基地づくり)も始めています。
遺伝子組み換え作物反対
遺伝子組み換え(GM)の安全性については、いまだ明確になっていません。しかし、日本が輸入している遺伝子組み換え作物(とうもろこし・大豆・ナタネ・綿実)は国内の米生産量の約2倍にも及びます。日本人は加工食品の原料や家畜の飼料として、大量の遺伝子組み換え食品を食べています。私たちは原料にもさかのぼった遺伝子組み換え食品への対策をいち早くすすめ、85.4%の品目から排除することを実現しています。
食品添加物の削減(疑わしきは使用せず)
使用する食品添加物の種類を国の基準の約1/10まで減らしています。アミノ酸などの化学調味料も完全排除しています。

 

環境への取り組み


せっけん運動(合成洗剤を扱いません)
合成洗剤が環境と人体に与える影響(問題)を知り、「自分たちは合成洗剤を使うことで被害者であると同時に、環境汚染の加害者になっている」ことに気づき、「せっけん生活」をすすめています。
せっけんをきっかけに環境のこと、暮らしを見つめてみませんか。

 
グリーンシステム(地球生態系のためのごみ減量システム)

深刻になっている「ごみ」問題。家庭からでるごみの容積の約60%が容器や包材によるごみといわれています。リサイクル容器(使い捨て容器)から、リユース容器(回収して再使用可能な容器)に切り換え、地球にやさしい「ごみを出さない暮らし方」をすすめています。


R(リユース)びん
調味料やジュースなど、びんの規格を統一して繰り返して使うRびんを推進しています。市区町村の"資源ごみ"に出してしまうと、Rびんは割られてリサイクルされてしまいます。しかも、自治体の収集費が使われ、地球を温暖化するCO2を多く排出します。牛乳もRびんで、1本でCO2排出量を35g削減します。
牛乳キャップとサイドコアなどその他の回収
Rびん以外では、「牛乳キャップ」と「サイドコア(蓋の下のシュリンク)」、「卵パック」、「P袋(ピッキング袋)」を回収し、リサイクルしています。
エネルギーのとりくみ
エネルギーの消費量を減らす節電をすすめ(節電所づくり)、そして市民によるエネルギーの自治、持続可能な自然エネルギー社会をめざすため、電力事業を行い、電力の共同購入をすすめています。生活クラブが所有する太陽光や風力、他から調達するバイオマスなどの再生可能エネルギーで発電した電気が中心です。将来的には自然エネルギー100%を目指しています。
電源構成や発送電力コストなどの情報を公開しており、省エネや自然エネルギーの推進のために「生活クラブ自然エネルギー基金」を創設しています。

 

エスコープ大阪の福祉

「住み慣れた街でくらし続けたい」という思いを形にするために
エスコープ大阪は、「住み慣れた街で誰もが自分らしく暮らし続ける」ことを大切にしています。そのため、自治体のサービスに頼るだけでなく、自分たちのたすけあいの力でくらしの中の課題を解決してきました。
1995年の阪神淡路大震災の救援・支援ボランティア活動を通じて地域コミュニティーの大切さにあらためて気づき、翌年を「福祉元年」と位置づけ、福祉ワーカーズ・コレクティブの設立など、地域の中で助け合いの仕組みづくりをすすめてきました。
2000年介護保険制度が始まると、エスコープ大阪でも福祉事業を開始。「私が利用したいと思えるサービスの提供」をめざし、「誰もが普通に地域で暮らし続けることができる街づくり」を基本として、現在、介護保険サービスと障がい者サービスを提供しています。


 


生活クラブ共済「ハグくみ」
たすけあいの私たちの消費材(生活クラブ独自共済)です。月1,000円の掛金で、入院1日目から日帰り入院も保障。退院後の生活復帰や産後ケア給付、出産祝金も受け取れる、中身の濃い保障が自慢です。

 
子育てひろば
エスコープの子育て支援とりくみで、現在4つの地域委員会で5か所の子育てひろばを開催しています。親と子が楽しくくつろげるひろばで、養成講座を受講した子育てサポーターが親子を見守りサポートしています。

 

概況

設立 1970年5月18日 泉北生協として設立
理事長 𠮷田 正美
所在地 〒590-0151 大阪府堺市南区小代727番地
組合員数 18,855名 (2020年3月20日現在)
事業高 28億5519万円 (2020年度実績)
出資金 15億8148万円 (2020年3月20日現在)
活動エリア 大阪市大正区・西成区・浪速区・天王寺区・生野区・東成区・阿倍野区・東住吉区・住吉区・住之江区・平野区、八尾市、東大阪市、堺市、和泉市、高石市、泉大津市、岸和田市、貝塚市、松原市、羽曳野市、富田林市、河内長野市、南河内郡太子町・河南町・千早赤阪村、大阪狭山市、泉北郡忠岡町、藤井寺市、柏原市、泉佐野市、泉南郡熊取町、泉南市、阪南市、泉南郡田尻町、泉南郡岬町



 

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